新お茶の水薬局・アイ調剤薬局のブログ

お茶の水と西葛西にあるほぼ眼科専門の調剤薬局のブログです ☆インスタとリンクしたブログはこちら☆→https://shin-ocha.hatenablog.com/

ルテインと紫外線

春らしい日差がふりそそぐようになってきましたが、この季節は紫外線に注意が必要です。

紫外線は3月から急上昇します。

紫外線

出典:http://www.rakuten.ne.jp/gold/tvert/uv_care.html

紫外線対策はお肌だけでなく眼にも重要なことを知っていますか。

そこで今回は私たちの体を紫外線から守ってくれるルテインを紹介します。

ルテインは、カロテノイドと呼ばれる天然色素の一種で、人間の体に存在し、主に眼、皮膚、乳房、大腸に存在しています。

これらの部位でも特に網膜やその中心にある黄斑部、水晶体に多く偏在しています。

ルテインは目から入ってくる紫外線や青色光スマホやパソコン、テレビ、ゲームなどあらゆるディスプレイから発せられるブルーライト)をブロックして、網膜の色覚色素が酸化されるのを防ぐフィルターの役割を果たすと考えられています。

 

「目の構造」と「ものを見る仕組み」

 

               株式会社わかさ生活HPより

また、強い抗酸化作用をもっているので、目だけでなく肌のアンチエイジングやにも効果があるという研究結果も発表されています。
体内に存在するルテインは、加齢によっても減少し40代から50代で減りはじめ、70代では20代の約1/3にまで減り続けるといわれています。

しかし、ルテインは体内では作れません。
黄斑変性症や白内障をはじめとする眼の病気が加齢により増加するのは、体内のルテイン量が年齢とともに減少していくことに関係がある可能性も示唆されており、目や体の健康を維持するために、ルテインを日頃の食事やサプリメントから積極的に摂取することが大切です。

ルテイン」は緑黄色野菜に多く含まれています。

ルテインの含有量の多い食品 データ1

                  A.N.Mangels et al.1993のデータよ

「ルテイン 紫外...」の画像検索結果

ルテインの1日の摂取量は6mg~10mg(すでに白内障や黄斑変性などの疾患にかかっている場合10mg~20mgとも言われています)が良いとされています。

ルテインは脂溶性でなので、油を使った料理と一緒に摂りいれることで効率よく吸収できます。

ちなみにルテイン6mgというのはほうれん草だとサラダボール2杯分に相当するので、食物で摂るのが大変な方にはサプリメントをお勧めします。

当薬局ではルテインを含むサプリメントを各種取り揃えていますので、お気軽にご相談ください。